【徹底検証】消臭剤、消臭スプレー| 成分比較が最も良いのはコレ

私事ですが、私、色々な消臭スプレーを持っていますが、それぞれ裏面に記載された消臭スプレーの成分がある程度わかれている事に気づき、その中の主流である3種類の消臭スプレー成分を選び、そこからそれぞれの、消臭スプレーを比較べてみました。
成分から比較する理由は、臭いや、見た目、と言うのは、個人の主観がある為、消臭スプレーの成分から比較する事が一番公平であると考えたからです。

消臭スプレーのお勧め

臭いの原因の酸性に対する原料とは

正直私個人、靴の臭い、加齢臭、汗の匂いが服についたり、若い時に比べとても自分が臭いと自分でも分かっていますが、その分色々な消臭スプレーを試しても、殆ど効果がありません、と言うより、消臭スプレーをかけた後、瞬間的に消えたと思うんですが、翌日臭いはしっかりと復活。

色々調べてみると、消臭スプレーの効かないこの臭いの原因は、人間や動物から出る汗、と皮脂これ全て酸性で、この酸を、今持っている消臭スプレーでは抑えられない事を知りました。
抑えられないと言う意味は、一旦は消臭スプレーをかけて臭いが消えたかの様になりますが、実際臭いが発生している原因菌を死滅させなければ嫌な臭いは消えないと言う事なんです。
持っている消臭スプレーと、色々な消臭スプレーを紹介するサイトやブランドの企業ページで、臭いの原因の説明をしていて、それらを調べた結果ある事に気づきました。

【臭いの原因は、死滅(不活化)させるしか臭いを消す方法が無い】

臭いの元を絶つ為にする事

今販売されている消臭スプレーの殆んどは、「芳香剤」 いわゆる「香料」と言う事が分かり、臭いの原因の酸を無くしているのではなく、酸性の臭いを芳香剤の付いた成分によって、霧状にスプレーし、その臭いを包み込んでどこかその辺に飛ばしている。

また、良く見る「消臭スプレーと除菌」と言うのは、70%以上のアルコールが無いと除菌スプレーとして効果が無いとされているので、それだけアルコールが入っていると言う事。
つまり、「揮発性が非常に高い」と言う事です。
だとすると、自分のクサイ臭いを自分でまき散らしているだけ?であるとするなら、あまり意味が無い?と思いますので各消臭スプレーの成分を明確に比べ比較したいと思います。

【徹底検証】消臭剤、消臭スプレー| 成分比較が最も良いのはコレ

消臭スプレーの選び方

消臭スプレーの原料はこの3種

1、アルコール(エタノール)入り消臭スプレー
2、次亜塩素酸入り消臭スプレー
3、アルカリ性(水酸化カルシウム)入り消臭スプレー

消臭スプレーに記載された成分別にしてみました。

消臭スプレーを単純に成分だけで別けて並べてみると、この様な結果です。
これは消臭力を比較と言うより、消臭スプレーの成分から比較する為に分かりやすく分けています。

消臭スプレー成分の効果と効き目

アルコール系消臭スプレー
注目すべき点は、市販されている消臭スプレーの殆んどが「アルコール(エタノール)」系です。
これは、前述した通り、消臭能力の方法として、臭い菌を消臭スプレーから出る成分によって包み込み、尚且つ香をつけて臭い菌を目立たなくすると言う効果があります。
ただ、あくまでも「目立たなく」すると言う事なので、臭いの原因菌はこれらアルコール系消臭スプレーによっては消す事は出来ていませんね。

また、除菌効果を記載している消臭スプレーもありますが、アルコール系消臭スプレーでウィルス除菌出来るのはアルコール度数70%以上無いと除菌出来ない事を厚生労働省のホームページでも通知しています。
ですが、アルコール度数の表示が無い消臭スプレーもあり(記載規定が無い)実際、本当にウィルスが除菌出来る分のアルコールが入っているかどうか不明でした。

アルカリ性消臭スプレー
アルカリ成分の入った消臭スプレーですが、香料は全くありません。
店頭では殆ど見かけないのですが、プロ用として使われている様で、エアコン清掃や畜産農家系、クリーニング店もで良く使われているそうで、見覚えがあるのが、畜産農家で入口に除菌する粉をまいている白い粉がアルカリ性(水酸化カルシウム)。

「酸性の反対はアルカリ性」小学校や中学校の理科で習った事覚えていますか?

臭いは科学、単純に反対の組織を与える事で効果を出していて、図では1種類しか掲載していませんが、
酸性の反対にある、弱いアルカリ性ではなく、強いアルカリ性の消臭スプレじゃないと効果が無いです。
掲載しているのは強い方のアルカリ性の消臭スプレーです。

次亜塩素酸消臭スプレー
臭いを嗅げば分かります。次亜塩素消臭スプレーの殆んどは、漂白剤の臭いがします。
次亜塩素酸スプレーで菌を不活化までさせる、濃度を濃くする必要があり、臭いは漂白剤の臭いにもっと近づいて行きます。
e3xと言う、水道水に電気を入れて除菌液に変えると言うのがありますが、それは、次亜塩素酸スプレーと同じ成分で、一般の水道水には、塩素が眠っています。
それを電極を入れて、塩素を起こします。そうすると次亜塩素が発生し、水道水が除菌スプレーに代わると言う事ですが、どの程度の濃度になるのかについての記載がありません。

速報、「瞬間除菌」根拠なし 次亜塩素酸水スプレー販売3社に措置命令

次亜塩素酸除菌消臭スプレーの劣化
2021年3が鵜t11日、NHKのニュースによると、次亜塩素酸水除菌消臭企業3社に景品表示法に基づいて再発防止などを命じる措置命令を行いました。

NHK NEWS WEBより
「瞬間除菌」根拠なし 次亜塩素酸水スプレー販売3社に措置命令

これは、次亜塩素酸水系除菌消臭スプレーを、購入してからそのまま置いておくと、中の成分が劣化すると言う事実が明るみに出ました。
実際、次亜塩素酸水は、「有機物」に強く反応し速攻で除菌する能力を持っています。
しかし、この利点は、有機物に反応した後、直ぐにpHが低下して水に近い状態になります。
当然、消臭スプレーの容器内、開封した後のノズル等に有機物や菌が付着したりすると、次亜塩素酸の能力は一気に低下する事は、科学的にも証明されており、コンビニの野菜なんかは、何度も除菌した水を取り替える作業をしなければなりません。

同様に、次亜塩素酸水で何かを除菌する際は、除菌する場所を一度きれいに拭き取りしてから、吹きかけ、ひたひたにして除菌する様、国民生活センターの報告でも調査されています。

この内容を見る限り、ちょっと次亜塩素酸水について考える必要がありそうです。
除菌の時間もかかり、尚且つ非常に手間がかかる代物だと言う事が良く理解出来、保存も難しい状況だと言う事ですね。

エタノール系について
ファブリーズ消臭スプレーは、自社開発のトウモロコシ由来の成分を、、と記載がありますが、基本的にエタノールを使用していますので、アルコール系消臭スプレーと同じ枠にしています。

お勧めの消臭スプレー

成分別メリットデメリット

2020年、初のコロナウィルスパンデミックから、消臭スプレーに加え除菌消臭スプレー、除菌と消臭が一緒になっているのが一般的になっています。
使用している消臭スプレー成分に除菌スプレーとしても使用出来る効果も含まれているからです。
しかし、どちらの機能も果たしているかと言う事について、消臭スプレー3成分のメリットとデメリットを比較しました。

アルコール系消臭スプレー

メリット
・必ず香料が入っている為、色々な香りがあるので、香を楽しみたい方にお勧め。
・置き型や車用など、消臭スプレーとしての目的用途別商品が豊富。
・安価で何処でも入手可能。
・アルコール度数70%以上であれば除菌スプレーとしても使える。(全てのウィルスでは無い)

デメリット
・引火する、エタノール成分は、揮発性が非常に高くストーブ使用されている場合近くに置けない、子供の近くも。
・臭い菌が不活化(死滅)しないので、実質消臭されず、臭いは復活する。
・手荒れするアレルギー成分が入っている。
・テーブルや衣類、鉄等にかけた場合、何度もかけていると表面劣化やサビが発生する。

アルカリ性消臭スプレー

メリット
・香料が無い物が多く、殆どが無臭である為、臭いを付けたくない場所に消臭スプレーしたい場合にお勧め。
・アルカリ性のペーハーが高い場合、臭いには一番効果が高い為、臭い菌を不活化(死滅)させたい方にお勧め。
・アレルギー成分が無いので、アルコール、次亜塩素酸系消臭スプレーに比べ手荒れしにくい。
・テーブルや衣類、革製品にかける事も出来、何度かけても表面劣化やサビが発生しにくい。

デメリット
・アルコール消臭スプレーに比べ、スプレー後乾くまで少し時間がかかる。(その分不活化されている)
・価格はそれ程安くなく、ネットでしか入手出来ない物が殆ど。
・アルカリ性消臭スプレーのブランドによっては、貝殻からアルカリ成分を取っている場合、消臭スプレーが目詰まりする場合がある。

次亜塩素酸系消臭スプレー

メリット
・塩素は除菌効果もある為、消臭スプレーとしても、除菌スプレーとしても両方で使用出来る。
・安価である。

デメリット
・消臭スプレーとしても除菌スプレーとしても、塩素の臭いが付いて回る為、塩素臭が嫌いな人にはお勧めできない。
・濃度の高い消臭スプレーでないと効果が出ない。
・アレルギー成分がある為、手荒れ、肌荒れし、かけ続けると表面劣化やサビが発生する。

消臭スプレーまとめ

強力消臭スプレー

成分だけで評価した場合、一番効果ありとするのは、以外にも「アルカリ性消臭スプレー」でした。
一番効果がみられるかなと思える、アルコールスプレーや次亜塩素酸スプレーと違い、臭い菌を不活化出来る事。
不活化されると言う事は、臭いが無くなると言う事で、不活化出来ないの前者の消臭スプレーは、消臭スプレーと言うよりも、「芳香剤」と言う名目で販売すべきであると思う。

今の消臭スプレーに対する考え方

消費者に、臭いが消えると言う事を伝えた場合、私達は「臭いが無くなる」と思うのであり、それらを一時的に香料で補うと言うのとは違う。
また、アルコール消臭スプレーや次亜塩素酸消臭スプレーには、何かにかけた場合表面劣化やサビが発生する事が調べて分かり、これらの事はきちんと裏面に記載して欲しい課題である。

独立行政法人「国民生活センター」からの引用ですが、


百貨店に努めている友人から聞いたが、百貨店ではアルコール入り消臭スプレーや次亜塩素酸入り消臭スプレーの使用が出来ない百貨店もあると聞いた。理由は商品が劣化するからだ。
確かに私の経験上でもアパレル業界で、ウールや革製品、繊維の細い布製品にエタノール液をかけると、早く劣化したり、シミになったりする事は知られている。
これは、「シミ抜き」と言う作業でも同様の手法で使用する、エタノール系の入ったシミ取り成分を噴射機で繊維にかけてシミを抜く同じ場合、必ず繊維が削れます。
ただ、それによって、シミが抜けやすくなるのでそんなに沢山かける事は出来ないし、そもそもシミ抜きなど毎日行う作業ではないし、そんな事をしたら商品に穴が開く事はプロのクリーニング店で聞けば当たり前の事。


ビジネスホテルにも、そう言った消臭スプレーが置かれている所もあるが、ホテル側はこれらの事を知らずにサービスとして提供しているのだろうと思う。

アルコール系の消臭スプレーとしての能力については、他のブログでも同じ様な事が書かれていましたが、消臭能力はかなり低いです。

次亜塩素酸系の消臭スプレー、除菌スプレーは漂白剤の臭いがきつくて、個人的には100%無理な物なので、私は絶対に使いません。
また、子供や赤ちゃんの様な皮膚が弱い人にとって、70%以上あるアルコールを皮膚にかけるとアレルギーで手が荒れたり、乾燥してシワシワになり、ネールも剥げてしまいます。
この様な事を商品の成分記載または、注意書きにちゃんと記載しないとならないのでは無いか?と思ったので、思ったら直ぐ行動。

厚生労働省に直接電話して確認しました。

聞いて分かった事は、日本の法律ではアルコール消臭スプレーや次亜塩素酸系消臭スプレーのアレルギー性のある物の成分表記に規制が無い
成分の内容については、例えばトウモロコシ由来。由来ってなんですか?と言う物でも問題無いそうです。
で、結局のところこう言う商品については、私達消費者が、広告やCMを見てついつい買うのではなく、しっかりと実用性があり、安全な物を選ばなければならないと言う事だと思いました
次回からしっかり裏面の成分表記を確認してみて購入しましょう。