プラグレンチの危ない選び方と、サイズとエクステンション
プラグレンチの選び方

先日、愛車BMW E91前期のボンネットから煙出ました。
原因はクーラント液を潤滑するファン上に沿って走っているプラスティック製のパイプの劣化により、そこからクーラント液がダダ漏れ。
エンジンファンが真下にあり、エンジンに空気を送り込む為、漏れたクーラント液がエンジンルーム内に飛び散り、大変な状態になってしまった。。
この件はまた別のページで紹介します。
イグニッションコイル交換
今回その時に、エンジンの音がおかしくなり、アイドリングもどうもおかしい。
ボボボボボボッ ボボッ ボボッ ボボボボボボボボ、、、、。
何だかせき込んでるオジーちゃんみたいなエンジン音になってしまい、走り出すと音が変化して通常の音に。
どうもおかしい。
エンジンルームを開いてみるも良く分からず、色々ネットでググると、どうやらプラグが点火していない状態の場合こんなエンジン音になり、アイドリングがおかしく800回転に下がったりするので、もうかなり変えていなかったので、タイミング的に交換だ、と言う訳で、全て新しいプラグに入れ替え。
と言う訳で、早々プラグソケットを購入。

この画像は14mmですが、実は16mmが正しかったのでもう一度買い直しました。。。(;´∀`)
ソケットにした理由は、プラグ交換後も何かと使える様にと、ソケットを付け替えることが出来る物と言う事でこちらを購入。
で、早々ボンネット開けて、エンジンルームにアクセス。

だいぶ綺麗にしました。
かなりクーラント液にやられてたので。。
その前はこんな感じ

こんなところまで細かく飛び散りました。

そんな訳で

エンジンオイルキャップを外し、エンジンカバーをずらして、イグニッションコイルを発見。

コイルの電源を抜いて(引き上げると抜ける)

これまで作業時間が早い。

抜けました。
さて、この時点で不思議な事に気づきますが後で説明。
プラグレンチの危ない選び方と、サイズとエクステンション

早々、プラグソケットにエクステンションを付けてプラグにアクセス。
感触的にも硬かったのですが、直ぐに離脱。
こんなに簡単なんだーって思って喜ぶ (´▽`*)
早々新しいプラグを接続する為に、レンチを。。。
あれ?
プラグソケットとエクステンションが直ぐ外れてしまう。。
何?不良品?
イヤ、正しい。
プラグソケットレンチとエクステンションが離れないと直ぐに付け直して作業がやりにくい。
マジか。。

そう、私が購入したプラグソケットレンチは、エクステンションと合体して使用したのですが、そもそもソケットは外れやすい物で、ある程度の力がかかれば簡単に外れます。
外れないといちいちかなりの力入れるなんて事出来ません。
だから

に

これを付けても、プラグを入れ直した際、プラグとエクステンションの繋ぎ箇所が離れてしまうんですよ。

赤丸の部分が離れます。
とどうなるかって言うと、このプラグソケットの中はゴムでプラグのヘッドの部分を引っこ抜けるように狭い穴が開いていて、プラグをゴムでギュっと締めて取り出せる様になっています。
取り出すのはそれでOK
ですが、取り出した後、このソケットで締めるとソケットとプラグレンチが一体になっているので、エクステンションだけ離脱し、ソケットがエンジン内に置き去りにされてしまいます。
プラグを入れる穴は先ほどのイグニッションコイルが入る大きさしかありません。
その為、かなり細い。

先の長いペンチで挟んで取るか、またプラグを緩めて取り出すかのどちらかです。
結局

はい、一体型プラグレンチを再購入。アマゾン
プラグは難なくすんなり入れられて、スムーズに取付完了。(;´∀`)
無駄な購入と出費より、無事取り付けられた事が良かったってホット一安心もつかの間
ん?

ちょっと見て下さい。
画像でイグニッションコイルの右横にある部分が汚れてるの分かりますか?

右のキャップって何か分からないんですが、とりあえずここからエンジンオイルらしきものが漏れているのが判明。
ちょっと分解してみて掃除した方が良いと思い、早々開けてみることに。

わわわわわ~なんだこれ、ちょっと回りを拭いて見たらどうも、これから確実にエンジンオイルが漏れていることが分かりました。

ここのひし形のキャップらしき何かを外してみますとこんな感じで、電気系統の様な物が刺さる周辺に、エンジンルームに繋がってる隙間があります。
どうもここからエンジンオイルが漏れていました。


で、外したひし形のキャップを見て見ると

これの丸い出っ張りが上になっていて

こっちの丸い出っ張りが無い方が下になって取り付けてありました。
しかし、どう考えても、丸い出っ張りのある方が下になって、先ほどの隙間にフィットしなければ漏れるでしょ。
何で?って思ったんですが
前の整備の際、恐らく、丸い出っ張りのある方に「BMWなんちゃら」って書いてあるから、こっちが上だと思って付けたんだと思われます。
そうすると、前の整備は3万キロ前ぐらいだったので、3万キロエンジンからオイルがダダ洩れだったということになります。
そう、以前からオイルの減りが早くて、一度オートバックスに行って見てもらった時、エンジンのガスケットから漏れているだろうと指摘。
BMWにオイル漏れは付き物だ、という固定観念から、粘着の高いオイルに交換して見たりしてジャンジャンオイル交換していました。
が、ここが大元か!と思うと今迄何だったんだろう( ゚Д゚)
とは言えとりあえず、原因が分かったので装着してみると

ピシッと決まり、周りも綺麗に拭き取りました。
そしてソケットは何に繋がっているのか分からないままですが、どうもこれの部分からオイルが漏れて、1番イグニッションコイルに接触し
オイルの漏電による1番エンジンがかかっていない状態で常に走っていたという、何とも痛々しい、良くこれで走ってたねっていうオチ。
で、エンジンかけてみると、今まで聞いてない快調なエンジン音。
今までは、低音の「ボボボボボボボボボボ」と響いていましたが、何のことは無い、4気筒が3気筒だっただけでそりゃボボボボ言うわけだな。
で、走るとエンジン音が綺麗になっていたのは、恐らく回転数が上がるとイグニッションコイルに電気が周り無理やりプラグに電気が走ってたんだと思われます。
なので、回転数の少ないアイドリングには3気筒、走り出すと4気筒と言う何だか恐ろしい様な、笑える話でした。
でも、やっぱり車は自分で点検しないとダメですね。
プロでさえ上下間違えて付けるんですから。
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